WordPress.comとWordPress.org なんで2つあるの?

WordPress

WordPressで検索すると、WordPress.orgとWordPress.comの2つのWordPressがあります。この違いについて解説いたします。

2つのWordPress

WordPress.orgとWordPress.comは別の組織が運営しているので独立していますが、創立者はどちらもマット・マレンウェッグ(Matt Mullenweg)氏なため、実質的には密接な関係にあるといえます。

WordPress.orgWordPress(非営利団体:WordPress Foundationの管理するオープンソースのソフトウェア)の公式サイト
テーマやプラグインの管理やWordPressについての情報を発信している
WordPress.comAutomattic社が行うWordPressを使ったホスティングサービス事業

WordPressでWebサイトを作成するといった場合には、どちらのことも指すために勘違いしやすく非常にややこしいです。

WordPress.org

WordPressはオープンソースのソフトウェアなため、ソフトウェア自体は無料で使用できますがWeb上に公開するためには別途サーバーやドメイン登録が必要になります。

サーバーやドメインの登録を行うと、最低でも年間5000円~7000円くらい必要になります。

こちらの方のメリットとしては、サーバー容量が100GB~1TBあるため、写真や動画をたくさん使ったWebサイトやマルチドメインで複数サイトを運営する場合は、こちらの方が良いでしょう。

デメリットとしては、サーバーへのWordPressのインストールや設定する項目が多いので立ち上げが多少面倒ということです。

WordPress.com

WordPressホスティングサービスの1つです。ホスティングサービスとは、「ウェブサービスを預かり、運用するサービス」のことを言います。WordPressホスティングサービス自体はKinstaなど世の中に数多くあります。

レンタルサーバーとの大きな違いですが、登録するだけで、簡単にWordPressのサイトを作成することができます。

WordPress.comは無料でも使用することもできますが、以下のように制限があります。

  • WordPressの広告が表示される
  • アドセンスが使用できない
  • 独自ドメインが使用できない
  • 容量は3GBまで

有料プランは一番安いプランで年間6千円ですが、容量は6GBまでだったりアドセンスが使用できなかったりとあまりお勧めはできません。普通のレンタルサーバー並みの容量のプランだと、年間3万5千円前後かかるので、レンタルサーバーを借りて自前でWordPressをインストールしたほうが得策です。

無料でWordPressの練習をしたい方や、数ページのシンプルな企業Webサイトを簡単に作成するといった場合に限り、WordPress.comを利用してもよいかなと思います。

タイトルとURLをコピーしました