新規プラグインをインストールしようと思ったときに、「このプラグインは現在使用中のPHPのバージョンでは動作しません」と出たことはありませんか?この表示が出ている場合は、インストールされているPHPのバージョンが古い可能性があります。PHPバージョンの更新を行いましょう。

PHPバージョンを更新するメリット
更新する2つの主な理由はセキュリティとスピードです。
PHPのバージョン変更により、WordPressなどの表示速度改善が見込める場合があります。
最新バージョンのWordPressをご利用の場合は、PHPのバージョン更新をおすすめします。
例えば、PHP 7.0は5.6に比べてパフォーマンスが2倍以上改善されました。7.3では、7.0と比較してさらに20%~25%の改善が見られました。7.4のパフォーマンスも7.3と比較して向上しています。
また、脆弱性の影響を受けないようにWordPress自体をアップグレードするのと同様に、PHPもアップグレードするべきです。
WordPressで現在利用しているPHPバージョンは、「サイトヘルス」ツールでもPHPバージョンを確認できます。(WordPress 5.0以上を利用している場合)
私はPHP5.6.32という非常に古いバージョンになっていました。

PHPバージョンを更新して起こる不具合
インストールしているプラグインなどが最新のPHPに対応していないこともあります。その場合はPHPバージョンをあげることで、プラグインの機能が停止されてしまいます。そのプラグインが必要な場合、PHPバージョンは元のままで変更しないほうがいいでしょう。
また、そういうことが起こっても大丈夫なように、PHPのバージョン更新の際には、データのバックアップをとっておいたほうがいいでしょう。
PHPバージョン更新方法
PHPバージョンはサーバーで設定を変更します。
コアサーバーの例ですと、「新コントロールパネル」→「サイト設定」でphpバージョンを変えたいサイトを選択します。

「サイト設定の変更」を選択します。

PHPバージョンを任意のものに変更し、「サイト設定を変更する」をクリックすると、PHPバージョンの変更(更新)が行われます。

これでPHPバージョンの変更は以上です。